■2018年07月12日(木)19:38 お盆の精霊馬(しょうりょううま) | 少し早いですが、お盆についての内容です。 お盆とは仏教に於ける盂蘭盆(ウランバナ)の行事「地獄の苦しみをうけている人々をこの世から供養することの功徳によって、その苦しみを救いたいという行事」と、「昔から今の自分があるのは、ご先祖様のお蔭でもあると感謝する先祖崇拝の心」と合わさったモノであり、古くからの農耕儀礼や祖霊祭祀などが融合して伝えられてきたのが日本のお盆です。 お盆の習わしも、地域や宗教・宗派によって、あるいは時代によってさまざまにカタチを変えながら伝えられてきました。 しかし、どの地方でも必ず胡瓜(キュウリ)と茄子(ナス)に割り箸を指して馬と牛に見立てたモノが供えられます。
◆胡瓜(キュウリ)は馬の例えです。 お盆のとき、少しでも早く迎えられるようにとの願いを表現しております。 ◆茄子(ナス)は牛を表現しています。 お盆が終わって、帰るときはのんびりと帰れるように。 また、地域によっては馬と牛の意味が逆のところもございます。
聖蹟桜ケ丘(多摩市)の多くは8月がお盆となります。 迎え火、送り火を家先でする姿はあまり見かけなくなってしまいましたが、精霊馬はお盆棚には祀られていることでしょう。 |
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